継続は力なり!1日1回Photoshop CS6小ネタ。その09。

その9。-バイキュービック自動-

画像解像度の変更時に出る画像再サンプル方法で、「バイキュービック自動」が新搭載。
画像のシャープさや滑らかさを自動調節してくれます。

早速確認してみる

画像解像度の変更時の画面を開いてみました。
確かに「バイキュービック自動」となっています。

従来通りのサンプル方法も選ぶことができます。

バイキュービック自動とは

ちゃんとしたアルゴリズムはわかっていませんが、
縮小の際は、バイキュービック-シャープ-を選択してくれ
拡大の際は、バイキュービック-滑らか-を選択してくれて
拡大、縮小の際にアルゴリズムを選ばなくても良くなったものと
理解しています。若干疑わしいので実験をしてみました。

画像を縮小して差分をとる

バイキュービック自動で縮小した画像と、各種それぞれの縮小
バイキュービック法(滑らかなグラデーションに最適)
バイキュービック法-滑らか(拡大に最適)
バイキュービック法-シャープ(縮小に最適)
絶対値で差分をとり、2値化して比較をしてみました。

バイキュービック法-滑らか(拡大に最適)との比較の場合

差がいろんなところに出ています。

ヒストグラムでも結構違っているのがわかります。

バイキュービック法-シャープ(縮小に最適)との比較の場合

ほとんど一致していますが、なぜか外枠の境界部分のみ差が出ています。

ヒストグラムでもほぼ一致しているのがわかります。

バイキュービック法(滑らかなグラデーションに最適)との比較の場合

滑らか(拡大に最適)と同じように差がいろんなところに出ています。

ヒストグラムでも結構違っているのがわかります。

縮小した場合はバイキュービック法-シャープの処理をしてくれているようです。
拡大した場合はまた調べておこうと思いますが、拡大縮小に応じてアルゴリズム
切り替えてくれる便利な機能ということでしょう。

デフォルト設定を変更したいときは環境設定画面で変えれます

バイキュービック自動が嫌な人は環境設定を開いて、
一般の画像補完方法を変更してください。

ぼやき

自動化は初心者のころは便利な気がしますが、レベルが上がってくると
コントロールできない処理にはイラっとすることがあります。

補完方法の違いを気にするレベルの人はこの機能の追加を求めていたのか
若干疑問ですが、頻繁に拡大縮小をやって切り替えが煩わしいと思っていた
ユーザーには朗報なんだろうな…。

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