Adobe デジタルフォトデザインセミナー2014 大阪 セミナーレポート

今年もAdobeデジタルフォトデザインセミナー2014に参加してきました。
さっそくですが、行ってきたのでレポートします。

会場はグランフロント

会場はグランフロント大阪のナレッジキャピタル(大阪駅から一番遠いビルの地下2階)
で開催されました。きれいでした。
そしてプロジェクターの色表現領域が広くて見やすかったです。

以下に簡単に内容の概要を報告しますね。7月4日の東京に参加される方は
違う内容かもしれないのでどなたかレポートしてもらえるとうれしいです。

フォトセッション

 写真の基本はレンズにあり! キヤノンEFレンズの使いこなし
 フォトグラファー 南雲暁彦 氏

良いレンズとは

 ・撮影設計に美味く入るスペック→焦点距離、特殊機能など
 ・光学的に優れたレンズ    →収差の少ないレンズ
http://cweb.canon.jp/eos/special/dlo/factor/index02.html

 最近は色にじみなどはカメラ本体でやってくれる。
 最新のレンズは設計で収差が出にくい様になっている。
 買い替えるとその違いを感じることができて驚くと思う。
 画角が足りていても古いレンズだと周辺の解像度が良くない場合もあるが
 最新のレンズの描画力はすごい。


Back to Basic セッション

 Photoshop 色調補正ゼミナール
 フォトグラファー 御園生大地(みそのおたいち) 氏

「選択範囲を制するものは、色変換を制する」

  →基本は
   1:色相・彩度に「色彩の統一」をチェック
     →そうすることで階調を壊さずに色を変えることができる
   2:マスクで特定エリアのみ指定する
     →マスクの作り方は色々

   こちらの内容にそって説明してくれていました。
shuffle.genkosha.com


最後にどこでも持ち運びできるモバイル校正暗幕を紹介してくれました。

レタッチセッション

 広告ビジュアルのためのレタッチテクニック
 ライジン エグゼクティブCGデザイナー 吉川たけし 氏
 ライジン シニアCGデザイナー 山田陽平 氏

 2本立てで以下の内容でした。

フォトレタッチのアイデアとテクニック

 →ダンヒルの2013年日本代表のスーツの広告を作った際の
  レタッチ方法について紹介してくれました
  ・人物を整える→切り抜き/映り込み/境界線の補正
  ・背景を整える→複数の写真を合成して背景を作る/
          元の写真のパースや質感を再現する
  ・合成して色調を整える→トーンカーブや合成方法、光源をつくる

画像はGoogleで検索すると出てきます。キーワード:「ダンヒルの2013年日本代表のスーツ」
https://twitter.com/mono0425/status/327421095009476610/photo/1  

Photoshopと3D

 →Depthマップと32bitの3D画像で露出を変えることができる
  (レベルが高くて理解があまりできませんでした…)

こちらがライジンのHPです
http://rizing-inc.com/#index/graphics

Adobe Photoshop セッション

 進化し続けるPhotoshopの秘法
 アドビ システムズ 栃谷宗央 氏 

 →CreativeCloudの説明
  ・Adobe Inkの簡単な説明
  ・LightRoomMobileとCreativeCloudの連携
  ・ぼかしギャラリーの強化(スピンぼかし、パスぼかし)
   →スピンぼかしの中心はオプション押しながらドラッグすると動かせる
  ・焦点距離による切り出し
  ・デザイナ向けの機能紹介(内容はよくわかりませんでした。)
  ・3Dプリント機能
   →DMMと提携して簡単に作れる様になった
http://www.dmm.com/lp/make/index.html/=/navi=none?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=pc


キャンペーンでこんなのもやってます。
3Dデザイン&プリントコンテスト
http://www.adobe.com/jp/jos/photoshopmagazine/topics/dmm-contest.html
 

ぼやき

年々Photoshopでできることが増えてきました。また自動化もどんどん進んでいます。
だけど、自動化にも得手、不得手、限界があり、そこには必ず人の手を加えなくてはいけません。
そういったときに、基本的なレタッチができる人、引き出しが多い人は強いんだろうなと
プロのレタッチを間近に見て感じました。

詳細を紹介できそうなものがあれば、後日紹介したいと思います。

今回もいいセミナーでした。また来年も楽しみです。

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