気がつけばまたCCに新機能が追加されていましたのでレポートします。
明るさの最大値/最小値フィルタについて
フィルタ>カスタム>明るさの最大値/最小値
というフィルタをご存知でしょうか??
さて、中々使わないフィルタなのでご存知のないかたも多いかと思いますが
これは画像処理の世界ではモルフォロジー処理と呼ばれているものです。
明るさの最大値(画像処理用語では、膨張、dilateといいます)
画像の中の明るい値を縦横方向に半径分大きくします。
明るさの最小値(画像処理用語では、収縮、erodeといいます)
画像の中の暗い値を縦横方向に半径分大きくします。
どんな用途に使うかというと、画像内にあるノイズやゴミなどを取り除く
モノなどにつかったりします。顕微鏡画像、レントゲン画像など医療系に
使われたりするのではないのでしょうか?
具体的な例
ABCと文字の中に白い画素、背景に黒い画素がゴミとしてあります
これを「明るさの最小値」を使用すると、黒い画素が半径分膨らんでいきます。
そうすると、文字の中の画素が埋まりました。
次は「明るさの最大値」を使用すると、白い画素が膨らんでいき、結果
背景の黒いゴミが消えました。
そして、最後に広げた半径分同じだけ「明るさの最小値」を再度使うと
ゴミの消えた画像を作ることができます。
このように膨張収縮を繰り返してゴミなどを除去する手法を
オープニング/クロージングといいます。
直角度と真円率の違いについて
さて、この最大値/最小値フィルタですが、これまで次の画像の様に
四角にしか広げることができませんでした
ぼやき
PhotoshopCCのライセンスがもう少しで切れるので
今年はCreativeCloudにするかどうか悩んでいる今日この頃。
もうすぐでこのブログも3周年。よく続いたものです…。
不定期ですが、このように更新を続けていきますので今後とも
よろしくお願いいたします。