グラフィック広告のデジタルレタッチテクニックの内容について

グラフィック広告のデジタルレタッチテクニックの内容について

さて、次はTONE UP の篠田さんがレタッチテクニックについて
いろいろ教えていただけました。

残念ながら使用している画像の著作権の問題なのか、Ustreamでの放送は
なく、その時間が協賛ブースが紹介されていましたね。
一応貼付けておきます。

こちらのサイトにも、篠田さんの名前で検索をしてきてくれている人が
結構いるようなので私のわかる範囲で詳細を伝えていきたいと思います。

レタッチセッション-篠田 隆浩 氏-

篠田さんのセッションでは4つのレタッチテクニックを解説してくれました。

  1. ハイパスフィルタを使ったレタッチ(質感と色の分離テクニック)
  2. オーバーサンプリングによる目のレタッチ処理
  3. 3Dデータによるまつ毛増毛
  4. AfterEffectによる装飾品への特殊効果

ここでは1のハイパスフィルタによるレタッチテクニックを紹介したいと
思います。

ハイパスフィルタを使ったレタッチ

手順は次のように行います。

  1. 画像レイヤーの2つ複製
  2. フィルタ>その他>ハイパスフィルタ処理を行う
  3. もう一つの画像はダスト&スクラッチとぼかしフィルタを行う
  4. ハイパスフィルタを不透明度50%にしてリニアライト合成する

では以下に順を追って説明をしていきます。

画像レイヤーの2つ複製

画像があったとして同じ画像を2枚複製します。


フィルタ>その他>ハイパスフィルタ処理を行う

いちb

もう一つの画像はダスト&スクラッチとぼかしフィルタを行う

ハイパスフィルタを不透明度50%にしてリニアライト合成する

質感画像と色画像に分離

質感画像


色味画像


同時に見ると


このようにすることで、
「色は変えたくないけど、肌のあれを修正したい場合」は
ハイパスフィルタを修正することで色を保ったまま処理できます。

また「質感は変えたくなけど、色を修正したい場合」は
色成分画像の方を修正することで質感を保ったまま処理できます。

ぼやき

篠田さんはものすごい技術に貪欲な方ですが、ブログや書籍などは
書いておられないそうです。お話を聞くことで様々なレタッチテクニックを
直接聞くことができましたので、機会がありましたらまた紹介
していきたいと思います。

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