PhotoshopCS2などが無料で使えると情報が出回っているが、ちょっと待った

PhotoshopCS2などが無料で使えると情報が出回っているが、ちょっと待った

先日の晩から
「AdobeR Creative SuiteR 2 製品およびAdobeR AcrobatR 7が無料でDLできるぞ!!」
という情報がTwitter2chなどで飛び交っています。

実際にソフトウェアとシリアル番号が公開されており、
誰でも使えるようになっています。

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なぜ公開されているのか?

PhotoshopなどのAdobe製品は、ソフトウェアを利用しているPCに入力された情報と、
Adobeのサーバーの情報を参照して、正規ライセンスかどうかを
チェックするようになっています。

今回は2012年12月13日に、そのAdobe側のサーバーを停止させたため、
CS2を使用しているユーザーがソフトウェアの認証ができなくなりました。

CS2を使用しているユーザーからしたら、たまったものではありません。

正規ユーザーのための対策

そこでAdobeは、CS2のユーザーに迷惑をかけないために、
Adobeのサーバーを介在しないソフトウェアとシリアル番号を公開しています。

しかし、ソフトウェアとシリアルが簡単に手に入るので
「無料でソフトがもらえるのだ」と勘違いしている人が多くいるようです。

正規ライセンスを所有する人以外はライセンス違反になる

Adobeのサイトにはこう記載しています。

弊社が不特定多数の皆様に対して無償でソフトウェアを提供することが
目的ではございません。本措置は既存の正規ライセンスを所有されている
お客様の利便性を損なわないための顧客支援の一環の措置であり、
正規ライセンスを所有されていないお客様のご利用はライセンス違反となり得る旨、
ご理解の上ご利用いただけますようお願い申し上げます。

とライセンスがない人が使用するとライセンス違反となりますのでご注意ください。

ライセンス違反するとどうなるのか?

Adobeのライセンス規約を読みつくしているわけではないので
実際はどうなるのかわかっておりません。

一般的には、
ライセンス違反になると一切のサポート、更新、保障をうけられません。
またライセンス違反により、メーカーや販売者に損害を与えた場合、
賠償金を支払わなければならなくなるでしょう。
また、使用規約によってはライセンス違反をしただけで賠償、
罰則になる場合もあります。

一度Adobeさんにも聞いてみたいとは思います。

実際のライセンス違反の事例

昨年7月24日に職業訓練授業でAdobeソフトの体験版を授業で使っていたとして、
Adobeに対して約700万円の賠償金を支払うこと事例がありました。

体験版自体は購入の判断をするための評価やデモンストレーションのみに使用が
ゆるされているのですが、この事例は、実際に授業で使うなど商業目的で使用していた
ためです。

バレなければいいと思っていると、このような高額な支払をしなくてはいけない
可能性があるので、不正使用は絶対にやめた方がいいと思います。

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ぼやき

不正ユーザーがいなければ、こういった認証などは本来必要がないのですよね。

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