PixelBenderでツールの作り方

PixelBenderToolKitの起動

前章でインストールしたPixelBenderを早速起動してみてください。
インストール時に特にフォルダを指定していなかったら下記パス先にあると思います。

Win:
Mac:ユーティリティ>Adobeユーティリティー>Pixel Bender Toolkit 2

起動すると次の画面がでてきます。これがPixelBenderのエディタおよびビルド環境になります。

ファイルの新規作成

では、まずは早速作成をしてみましょう。
File>New Kernelを選択してください。

すると次のようなダイアログがでてきます。

これは作成したファイルに関する情報になります。
処理自身には関係は特にありません。

OKを押すと次のコードが自動的に記述されて出てきます。
これに自分の実際やってみたい処理を記述して作っていくことになります。


kernel reverseRGB< namespace : "Photoshopper";
vendor : "Photoshopper";
version : 1;
>
{
input image4 src;
output pixel4 dst;

void
evaluatePixel()
{
dst = sampleNearest(src,outCoord());
}
}

処理を書いてみる

さて、実際処理を記述する場所はどこになるかというと、
赤字の部分がそうです。


kernel reverseRGB< namespace : "Photoshopper";
vendor : "Photoshopper";
version : 1;
>
{
input image4 src;
output pixel4 dst;

void
evaluatePixel()
{
float4 inputColor = sampleNearest(src,outCoord());
dst.rgb = float3(1) - inputColor.rgb;
dst.a = inputColor.a;
}
}

これでとりあえず、入力画像のRGB値が反転するプログラムが完成しました。
ツールの右下にあるBuild&Runというボタンを押してみましょう。
実行処理が成功すると、エディターに読み込んであった画像が処理されます。

処理すると下のような画像に変化します。


処理前

処理後(RGB反転)

作成した処理は「**.pbk」(**にはファイル名が入ります)という
ファイルで保存されます。

次はこれをPhotoShopで使えるようにしてみます。

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