これまで画像生成系AIについて記事で紹介してきましたが、どれもサードバーティーのものでした。
が、2023年3月23日(木)にAdobeから公式の画像生成系AI、その名も「Firefly」(和名:蛍)が発表されました。
Fireflyとは
Adobeから正式に出た画像生成系AIのプラグイン(予定)です。
大きな特徴としては以下の2点でしょうか。
- 商用利用可能(Adobe Stockや著作権が失効したものから学習したモデルなので、権利関係はクリアしている)
- AIエンジンのトレーニング用に、自分の作品を提供してくれたクリエイター向けに、Fireflyが生成した画像から得られる利益を分配する仕組みを計画
ベータ版応募手順
Adobe公式のAdobeSenseiのページにアクセスします
タブのFirelyを押し、`Join the beta`にアクセスします。(というか以下のリンク先)
FireFly専用のページにアクセス、右上の`Request access`を押す。
firefly.adobe.com
一番上の右端にあるボタンです。赤わくで囲んでみました。
応募内容に必要事項を記入する(すべて英語です)
記入項目は以下の内容です。
- Name:名前
- Adobe ID email address:AdobeIDに登録しているe-mailアドレスです。
- Country/region:住んでいる国です。Japanと選択すれば良いです。
- In the past 12 months, have you done any of the following activities?:(過去 12 か月間に、次の活動のいずれかを行いましたか?)
ご自身が取り組んでいるデザイン活動にチェックすれば良いです。1つでも複数でも構いません。上から順に和訳しています。
- グラフィック デザイン、またはデジタル ドローイングまたはペインティング(例: アイコン、ロゴ、グラフィックス、またはデジタル ドローイングまたはペインティングなどのアイテムの作成)
- レイアウトデザイン(写真やイラストを使ったテキストの組み立てや配置、チラシ、ポスター、パンフレット、雑誌の作成など)
- Web またはアプリの設計(例: Web サイトまたはアプリの設計の構築または変更、エクスペリエンス フローおよびワイヤーフレームの作成)
- ビデオまたはオーディオの編集(例: クリップのトリミングまたは結合、エフェクトの追加、音楽制作、またはモーション デザイン)
- 写真または画像の編集(写真の切り抜き、フィルターの追加、画像とイラストやテキストの結合など)
- 3D デザインまたは没入型体験の作成(例: 没入型体験のための 3D コンテンツのモデリング、アニメーション化、または集約)
- 目立つ視覚的要素(画像、図表、マルチメディアなど) を強調するプレゼンテーション、文書、またはレポートを作成する
- ソーシャル メディアに投稿するためのオリジナル コンテンツの作成
- 上記のどれでもない
- What do you currently use or want to use generative AI for?ジェネレーティブ AI を現在何に使用しているか、または使用したいと考えていますか?
例えば)I want to create a work of art from a photograph.(写真から美術作品を作ってみたい。)
とご自身が考えている活用方法を記載してください。
と上記質問に回答して、Next Pageを押してください。
申し込み完了
次のページがでてき申し込み完了となります。
申し込み殺到で頑張っている(2023/03/24時点)
あまりにも応募が多く、Adobe側で申請承認手続きを頑張って努力しているようです。
要約すると、
順次承認を進めているよ。
少なくとも来週までには申請の大半が許可できると思います。
といった内容です。
生成方法
YouTubeで紹介されているのでここでもシェアします。
大きな特徴としては
- 動画を生成
https://youtu.be/DvBRj--sUMU?t=5
- ラフスケッチの画像を読み込んでベクター化
https://youtu.be/DvBRj--sUMU?t=50
- イラスト・写真からブラシを生成
https://youtu.be/DvBRj--sUMU?t=12
- ラフ画から繊細な写真orイラストを生成
ぼやき
Adobe本家の方も生成AIを取り組んでいたのは、ほんの4ヶ月前だったのに
もうこんなにも技術革新が進みました。正直追いつけないほど進んでいるけどこの辺はどんどん勉強して活用していきたいと思います。
blog.adobe.com